塾長ブログ

2016/04/22

熊本地震

熊本地震で亡くなった方、ご遺族の方に心よりお悔やみ申しあげます。


とうとう、恐れていたことが実現してしまった

拙著「日本を覚醒させる・男塾」で、天変地異の章がある

その中で、何故かくも天変地異が続くのか、その原因について述べた

鬼怒川の氾濫に言及した論考のところだ

更には南九州の天変地異の可能性も、大幅に加筆し指摘した

それは口の永良部島、桜島、阿蘇の火山活動の活発化を取り上げ、南九州のカルデラ破局噴火の可能性を示唆したものだ

それは南九州の火山活動の活発化を見て、南九州に、いつ襲うやしれぬ天変地異の可能性を示唆したつもりだ

そして今、地震と火山活動の関連性はないかの如くの報道が成されているが果たしてそうだろうか

大有りだろう!!!このことは、近いうちに男塾メルマガに詳しく触れ配信する


南九州の活火山の火山活動の活発化が、地震の予兆であったとする見方の報道姿勢が皆無だが、いったい何故なんだろうかと真剣に思う

それ以前の予兆である火山活動を無視して、いつもの得意の活断層犯人説が常識化しているが

笑止千万である

何故断層が動いたかという原因を究明することが大切なことであるのに、断層犯人説を喧伝し、鬼の首を捕ったかの如く解説している専門家は馬鹿に見えてしようがない

自然現象は活断層のズレとする解釈を続けていく限り、昨今日本列島をかくも襲い続ける天変地異が収まることはないことだろう

熊本地震発生の3日前な麻生副総理が「3.11の東北震災クラスの災害やリーマンショック規模の世界的景気後退が起きない限り、予定通り来年の消費増税を行う」と発言するや否や熊本地震が起きた

一帯これはどういうことだろうか???

と、思うのが普通の感性ではないか

彼等は因果関係などなく、そのような考え方は迷信、オカルトの類と思っているようだ

一国の与党政権の首相の政治や副総理の発言と、地震などという自然現象にはまったくもって因果関係などないのが当たり前という唯物的態度を貫くのことが、科学的実証精神であり、そのようなものは前近代的な時代のたわごとであると思っているようだ

男塾ではたわごととは思っていないし、そのような立場で自然現象をとらえていない

もっと、伝統的な立場で事象を眺めている

賢く振る舞っている連中こそが、賢くなっていると思いつつ、実際は昔の人たちが当たり前に知っていたことを忘れ去り、退化してしまい、盲目になってしまっているのではないか

そして、菅官房長官は一昨日記者会見を開き、「熊本地震は、消費増税を中止する条件である東北震災なみの災害に当たらない」と正式に表明し、消費増税路線に変更はないかのの如き会見をしてみせた

つくづく罰当たり政権である

「天をも恐れない」とはこの事だ

このようなことをのたまわっている政治の結末がどういうふうになるかは、予測すると実に恐ろしいことだ

日照り、風水害、台風、津波、地震、雷などは、古来より、日本でも中国でも、天子の徳のなさに起因するとされて来た

現代社会の天子にあたるのは、立法府与党の自民党であり、天皇ではない

つまり、自民党政治に対して天は怒っている、という見方こそが伝統的かつ正当な見方であるということだ

社会党の村山富市首相の時に1.17が起き、左翼政権であった民主党菅政権の時に3.11が起きた

そして、安倍首相を擁立した自民党政権の今、同じく414の巨大地震が起きた

日本の国は、いや日本神道の神々は、政治に対する評価と警告を天変地異という手段で声なき声を伝える

活断層が動いたことが全ての原因だとする、唯物的な見方をする限り、反省と言うものは生まれないので、決して根本解決には至ることがないことだろう

最後の保守と言われている安倍首相の政策や方針は、総理に就任以来、木の葉の如く激しく揺れている

それはあたかも風見鶏の如くであり、「100万言の批判を我の頭上にうず高く積まれても、一人でも我行かん」とする信念は見られないな

「政治は妥協の産物」とする、信念なき政治の未来は寒い限りだ