近所に宮脇書店がある
たまに立ち寄りディアゴスティーニを買う店だが
ふっと見ると
僕の本が三冊平積みで展示してあった
しかも、ポップまで書いてくれている
普通に嬉しいものだ
作家冥利に尽きる
おそらく、店長か店員の誰かが共感してくれたのだろう
無名の作家の本が売れるメカニズムとは
店頭に並んだ本をどこかの誰かが読み「面白い」または「いい内容の本」と共感し、それが口コミで広がり、次にはアマゾンで評判になり、
全国的に目にとまるようになる有名な本となる
それが拍車になり、大衆が買い求めるようになることにより、一様小なりといえどもベストセラーとなり
次には、出版社が「出版たちまた三版7万部ベストセラー」とキャッチコピーをつくり新聞広告を打ちまくる
すると更に売れるようになる
このような循環が生まれて、一つの本が世に出るのだろうと理解している
※(ちなみにベストセラーとは二万部売れたらそう呼ばれることになっていて、普通の本は1000冊~3000冊までしか売れない)
ということは、店頭に並んでいない限り、まずは「売れる」という現象は金輪際起きないということだ
しかし、その原点が近所の本屋にあった
そう、頼んでもいないのに目にとまるように、工夫を凝らして平積みしてくれてあった
その本を衝動的に一冊とって、レジに向かい
「この本の著者です、桜大志といいます、ポップありがとう、宜しくお願いします」などということを間違ってもしてはいけないのだが
してしまった