波照間の話題に戻ろう
前回は珊瑚の海、星空の旅を楽しく書いたのだが
実は肝心なことにふれてなかった、武士の情けで隠そうと思っていたが、えーい、ままよー
そもそも、何をしに行ったかというと、今回最大の目的は
「釣り」だ
何で波照間まで釣りに行きたかったかというと
前回泊まった宿の、宿泊客の一人が毎日釣り三昧で大量節だったので
思わず声をかけてみたら、沖縄から波照間まで釣りに来たということが分かった
ここは沖縄から釣りに来るほどの漁場であるというのだ
これほど説得力のあることはないだろー
そのポイントは遠くに行かずとも、港の防波堤からで十分だという
引きが強すぎて、何本の釣り竿を折られたり、持っていかれたか数しれないという
1m級のロウニンアジなど珍しくないとまでいうのである
「いやーここで釣りしたら、もうよそではできないさー」とまで言っていた
「よし、次は絶対釣りに来よう」と思って帰ったのが一年前のことだ
そして今年、遂にその時がきたというわけだ
用意周到、一緒に釣りに行く石垣の友達に竿の用意を頼どいたのだが
適当を絵にかいたようなその男は、当日フェリー乗り場に何故だか手ぶらでたたずんでいた
「あのー何で手ぶらなの?」と問うたら
「竿ね、壊れたのさー」「そこで親戚に用意させようとしたが『うちの竿では波照間では絶対にもたない、無理無理』と言われた」
と平気でいうのである
はーっ?
そして「島の旅館で借りよう」と言うことになったのだが・・・・
このようなことで動揺していたらとても石垣では暮らせない、いつもこんな感じだ
そして島に上陸して、宿泊先の旅館の主人に聞いたら
「島の旅館にはどこも置いてないさー、そもそも竿のレンタルはこの島ではないよー」と言われた
えーっ
かくて、釣りは不可能ということに相成った
「ああ僕のロウニンアジは」・・・・・・・・・・・・・・
釣りしたかったなー
この適当さが確かに島なのだが
まっ僕も適当なので文句は言えないが
帰りに港の防波堤で波照間ブルーの海を眺めたたずんで「次こそは・・・・」と誓った
わしは何しにきたんじゃろう