標記の通り、急に思いつき自宅近所の万富にあるキリンビール岡山工場に、女房殿、娘、そして孫4人を連れて行くことにした。
いや・・・娘に連れて行ってもらった。
3年前から思っていたのだが、思いたったら吉日だ。やはり行くのは夏がいいだろう。
工場見学をした後は、岡山工場出来立てのビールの「試飲」が待っている。
まっ、来る人達は、それが目当てなのだろうが。
案内のコンパニオンの解説を聴いて驚いたことがある。
写真のような、何ていうのかビールを醸造する巨大樽が何棟もそびえ立っているのだが、それが109棟もあり、1人一日350ccの缶ビール一缶を飲んでも一棟飲み尽くすのに4000年もかかるというのだ。ということはココ岡山工場だけで、40万年分のビールがあるということを意味する。実に膨大なビール量だ。
岡山工場では「一番搾り」をメインで生産している。
世の中の一般的なビールは、一番搾り麦汁と二番絞り麦汁で、できているのだが、キリンの一番搾り製法で使うのは、麦芽を砕き、糖化して作った「もろみ」から最初に流れ出る一番搾り麦汁だけ。それで一番搾りという商標であり、また「うまい」理由だそうだ。勉強になった。
キリンビールには、代々受け継がれている醸造の哲学”醸造フィロソフィー”があり、それにこだわって、世界でたった一つの製法を使ったのが「キリン一番搾り」なのだという。
このような説明を聞いたら、アサヒ党の僕も心を動かされ、滅多と飲むことのない「一番搾り」を呑みたくなった。
何でも「うんちく」というのは大事なものだ。
そして工場見学が終わり、やっと試飲ということになった。
ここではキリンラガー、広島一番搾り、岡山一番搾り、氷結、各種ジュース、と結構な種類が一人3杯呑めるのだが、初めの一杯は やはり一番搾りのできたての「生」にした。
うーむ流石に「うまい」!!!!
元来、日本酒党、ウイスキー党なのだが、久しぶりにビールを美味いと感じた。
工場直産、出来立ての「一番搾り」恐るべし!!
そして、何よりこの工場のスタッフのホスピタリティーはすばらしいということだ。
接客にうるさい女房殿も満点だと太鼓判!!こんなところは滅多とない。
しかも皆、可愛い。
このけなげな努力と顧客満足が、きっと、キリンファンをつくるのだろう。
ここはビールも造るが、工場見学の名を借りながら「キリンファン」も造るのだ。我ながらうまいこと言うなー。
また飲みたいので行こうっと。
家から工場まで20分だし。
最後に、売店で普段は絶対買わないキリンのウイスキー「富士山麓」を娘から、僕の今月の誕生日プレゼントとして買ってもらったのだが、合わせてこの富士山グラスが気に入りセットで買ってもらった。
グラスの底に富士山がある。
富士山みながら、水割り、ハイボールが呑めるというわけだ。
これ、おすすめです。
最後にコンパニオンとツーショットの写真を撮って工場を後にしたのだが、何と、こちらの車が見えなくなるまでお姉さんは、ひたすら手を振ってくれてる。
こういうのを「パーフェクト」という。
ハートを撃ち抜かれた!!!
明日から、一番搾りに変更!!!!
うん