ザメディアジョンとコラボした「第一回知覧研修」を鹿児島の知覧で開催した
どうも自分の人生には、「特攻」「ゼロ戦」「大東亜戦争」のキーワードが、いたるところで登場し、自分に迫ってくる
そこに人生のテーマを解く鍵があるようだ
もう知覧は四度目になるが、知覧に泊まったことはない
しかし、今回は本丸である「冨屋旅館」に泊まり、そこで過ごす
何が本丸かといえば、特攻の母と呼ばれた「鳥浜トメさん」が経営していた旅館であるということ
ここに一歩入ったら、空気が違う、それが第一印象だ
一種の磁場のようなものが形成されているようだ
ここで特攻隊員は食事をして、開聞岳をめがけ南方の海に飛び立っていった
ここで、この場所で様々な、人間模様が繰り広られたのだ
二日目は早朝から、三角兵舎跡地、知覧滑走路跡地、水槽、知覧平和記念会館庭など散策して、
朝飯は、おにぎり、めざし、すいとん、梅干しと、特攻隊員が食したものと同じ食事を五本箸でいただいた後
現在の冨屋旅館の女将「鳥浜初代」さんの講和を聞くこととなった
そこには、古き良き時代の、芯の強い日本の女性、大和撫子がいた
気丈な日本の母なる姿を久しぶりに見た
その凛とした、立ち振る舞い、表情、しぐさ、言霊に、威厳があった
その言葉無の端々に、一つのことを追求して来て、ある悟りに到達した威厳を十分に感じることができた
そこにあったのは「日本人への問いかけだ」
研修生全員に対する質問だ
「国とはいったい何なのですか」
「あなたは地上に何を学びに来たのですか」
「どんな風に生きたいですか」
「美しい生活とは何ですか」
「どんな死に方をしたいですか」
「徳の熟語を言ってください」
「横綱は猫だましで勝っていいのですか、あなたはそれについてどう思いますか」
次々と質問をあびせられる
それは根源なる問いだった
人生とは何なのかを、掘り下げて考えることなく、快楽享楽的な人生を過ごしている者には、決して答えきることができないテーマばかりの問いだ
愛国心をなくし、自分の国の真実の歴史を知ることなく、まるで脊髄のない軟体動物のような日本国民への一喝でもあった
それをタイムスリップして、「特攻隊員」の生き方から、現代人に対して逆照射することにより、今の日本と日本人の生き方の間違いを気づかせる、という技法を使っている
しかも、ここは「冨屋旅館」なので、その舞台は整い、威信をもって、それを問うことができる、これ以上ふさわしい「場」はない
これは、言葉や文字などでは伝えることはできない
行って感じる以外、方法はない
特攻という極限の選択である「死」を見つめて、「生」を知るというのが、おそらく研修の目的の一つであろう
恥ずかしい生き方をしている国会のセンセイ方、官僚、左翼主義者、半日主義者こそ、ここに来て、自らの汚さを発見し、「愛国心」を授かり、日本のかじ取りをしてほしいものだ
襟を糺す場所だということだ
今や、100万人の観光客?(本来巡礼なのだが)が来る知覧だが、旅館に泊まることなく、平和記念会館だけでは、掴むことができないものを得て帰ることができた
塾生も沈思黙考する貴重な時間を得ることができたようだ
また、いつか第二回を企画する時が来そうだ・・・・・
日本の柱となにんと、改めて決意をする知覧研修であった