Manilaに行ってきた
そしてManila郊外北部80キロに位置するマバラカットにある、神風特攻隊記念碑に巡礼して来た
先の大戦で、ここからレイテ沖海戦などに特攻隊が飛び立っていったところだ
感慨深い
以前、男塾の神風特攻隊真実の戦果という論考でマバラカットの記念碑を取り上げたことがあるので、一度巡礼に行かねばならないと思っていたが、その夢が実現した
思えば実現する
この記念碑はフィリピン人画家の力で建立されたもので、特攻隊員の勇気を称えている
記念碑とその敷地はよく清掃されていたが、フィリピン人のその気持ちに感動した
特に観光地でもないので、ピンポイントで行くしかない不便な場所だが、現地の知人の手配で車にて現地に赴くことができた
近所には以前米軍が駐留した時代に使用していた、クラーク基地がある
ピナツボ火山が噴火し灰で一時は埋まってしまったというあの基地だ
基地内にも入れるが、嘉手納、厚木基地同様、一歩そこに入ればアメリカの景色が広がっていた
明らかにフィリピンの街並みとは異なるウエスタンナイズされている広大な街並みだ
まさか、クラーク基地に来る日が来るとは思わなかった
もう一か所、スモーキーマウンテンにも行き、自分の目でその貧困を確認したかったのだが、今は、その場所にはなくなってしまっていた
批判が集まり撤去はしたものの、貧困がなくなったわけではないので、別の場所にスモーキーマウンテンは移動しただけだということが現地に行くことにより分かった
フィリピン通の人に聞けば、フィリピンが抱える問題点は農業が発展しなかったことだという・・・
一般的に発展途上国は第一次産業の農業からスタートし、第二次産業、三次産業、四次産業へと比重が移っていき、文明化していくものなのだが、別に農業を計画的にしなくとも、勝手に果物が年中できるので、集約化することなく広大な荒地が広がっている
確かにマバラカットに到着するまでに広がっている景色は、日本の農村風景の田んぼではなく、未整備の荒地だった
土地はいくらでもあるが、何故か有効活用されていないように思った
そんなフィリピンをどう発展させ国民を豊かにするのか、ドゥテルテ大統領の今後の政治手腕が見ものである
注目しておきたい