日本列島全域に寒波襲来の時に、今年最後の石垣島に来た。19度だから肌寒い。かりゆしを持ってきたがとても着る出番はなさそうだ。
石垣港の南面に人口埋立地がかり、その公園の中に特攻隊員の顕彰碑がある。
沖縄県出身の伊舎堂用久中佐氏24歳は、若い特攻隊員を連れて、ここ石垣島より出撃していった。
伊舎堂氏こそ、特攻一番機、とこちらの人はいうが、敷島隊の関隊員で有名な、レイテなどの南方戦線のほうが早かったと思うが、まあそれはどうでもいいことだ。
顕彰碑には、飛び立っていった特攻隊員の使命が刻まれているが、最高年齢でも29歳、最低年齢は17歳、21歳くらいの青年が一番多い。
特攻隊員に九死に一生はない、十死零生を知りながら操縦桿を握り離陸していく。離陸したら最期、後は「死」だけが待っている。
彼らの祖国防衛の志を日本人は決して忘れてはならない。
石垣に観光に来た人でここを訪れる人はあまりいない。なぜなら、観光マップにも掲載されていないからでもある。
そこに沖縄県が抱える問題が横たわっている。
本土から来る観光客には、ここに、是非来て巡礼してもらいたいと思う。
中山石垣市長は保守思想の人なので自衛隊誘致は賛成なのだが、本土からこちらにも左翼の反対派が入り、自衛隊基地建設の反対運動をしている。あちこちに、その看板、のぼり、が設置してある。地元紙「八重山日報」を読むと、中山市長の苦労が忍ばれる。
石垣は、尖閣警備の最前線であり、海上保安庁の巡視船の母港がある。先頃、岡山県玉野市三井造船所で建造された大型巡視船四代目「よなくに」が配備された。日本政府は、ここ石垣島を拠点に尖閣防衛する方針だ。大型船「よなくに」配備はそのことを示している。「よなくに」初入港のニュースは知っていたので、「よなくに」を見学に行った。
でかい
今までの巡視船を遙かに凌駕する大鑑だ。
総トン数1500トン、全長96m、幅11.5m、30mmバルカン砲を搭載している。無論後部にはヘリポートがある。
尖閣に中国側は大型艦船を投入してきているので、それに対する対抗措置だろう。
自衛隊の潜水艦の配備を決まっており、潜水艦基地も建造中だ。サンゴ礁に囲まれている島だから、深度がないので潜水艦は入れない。只今海底を掘削中だ。
さて、反対派は「基地があるから攻撃される、だから基地がないほうがいい」という論理だ。
つまり丸腰が一番安全だということを主張している。
世界はそれで動いていないのに・・・・・。
しかし、彼等を説得するのは、カブトムシに日本語を教え、しゃべらすより難しいことだろう。