社員旅行でニューカレドニアに渡航した
1774年にイギリス探検家キャプテン・クックが海上より発見した島だが、それまで原住民が住んでいたので、発見もへったくれもない。それは西洋人の実におこがましい言い方にしか過ぎない。クックなるあぶれモノが見つけなくともとうの昔から存在していたし、土人は平和に暮らしていた
位置は、ニュージーランドの北西部で日本と二時間の時差がある
イギリスがオーストラリア、ニュージーランドを相次いで植民地編入したことに対抗し、1853年にナポレオン三世がフランス領に口一つで編入したが、これも、フランス領になる合理的理由は何一つなく、いわゆる西洋人お得意の侵略だ
ただ、アメリカ人がハワイで行った無礼なこと、スペイン人が南米で行った人類史上最悪な蛮行と比較したら、比較的穏やかな植民地化であったのは事実だ
その後は、フランスの流刑地と利用され、本国より政治犯など22000人くらいが送りこまれている、当時はニッケル鉱山が主産業だった
その刑務所跡地にも行ってみたが、「流刑=飼い殺し」であったのだろう、西郷さんの沖永良部島への島流しと比較しても劣悪な環境だったことがうかがえた
さて、人口は275000人、通貨はCFPフラン、今は1000円が900フランくらいの為替相場だ
首都はヌメア、人口150000人
約8年前に、ニューカレドニアへの旅行を計画したが、不幸があり実行できなかったが、時を経て実現することができた
グランドテール島が、日本の本州にあたり、面積は四国くらいだ
小説「天国に一番近い島」で有名になった島だが、その撮影場所は「ウヴェア島」で、ヌメアから飛行機で35分のところにある
ハワイのように日本語は通じないが、フランス本国人に次いで、二番目の観光客数を誇るので、レストランメニュー、掲示板は日本語標示してあり、日本人にとっては優しい島だ
今回の一番の目的地は、「イル・デ・パン」という島であり、ヌメアから南に飛行機で30分行ったところに位置する