塾長ブログ

2018/07/30

水害時にムクドリに癒された日々

僕の家はコンクリート・ブロックなどの人工物は積まずに、アカメを植えて生垣にしている。

浸水を機縁として、アカメを全て伐り倒した。

すると、伐り倒された一本の木からムクドリの巣をみつけた。

そこには既に三個の卵が産まれていた。

可愛そうなので、裏庭のコニファーに巣を移設した。

それは北側の窓からしっかり見える高さのところであり、毎日、室内から観察できる。

親鳥は巣をみつけ、雛をかえすべく卵を温めに来る。

しばらくすると、二匹の雛が生まれ、巣立ちするまでしっかり見届けることができた。

7月12日に孵化して7月22日には巣立ちした。わずか10日で巣立ちする。


巣立ちする瞬間も偶然に観察できた。丁度僕の誕生日の日だった。

巣から初めて飛び立つのは小鳥でも勇気がいるらしく躊躇してなかなか飛ばない。

親鳥は「飛べ飛べ」とはやし立てているようだ。

そして巣立った。

随分この二羽には癒されたものだ。

彼らが今度は親鳥となり同じことが繰り返され生命の連鎖がある。

今は巣立った雛を見ることはない。

もう二度と見ることもなかろう。