田舎に帰る途中に成羽美術館がある
高倉健の追悼特別展をしていた
無論、一も二もなく、当然のように入館した
最も好きな俳優は、丹波哲郎ではなく
高倉健
である
丹波さんすみません・・・・
もう二度とあのような俳優は出ないだろう
まさしく不世出の名優である
まさしく
男の中の男
セリフを言わずにスーリーを組み立て「絵」になる男は「健さん」以外ない
深作欣二監督の「冬の華」という主演映画があるが、主役なのにほとんどセリフがない、それは監督がしゃべることなく目だけで感情と言葉を表現してストーリーになるように「健さん」に託したからだった
あれだけ主役がしゃべらずずっと映っている映画はかつてない
普通なら「間」がもたないが、健さんなら、その「間」が逆に映画全体をひきたてるから不思議だ
僕が最も好きな映画である、もう20回は鑑賞している
美術館は圧巻であった、女房殿は関心を示さず「パス」・・・・
「20分で帰るから」と言ったものの35分見てしまった、約束してなかったなら確実に「半日」はいたはずである
映画はあちこちの大画面で上映するは、写真は展示してあるは、健さんのジャンパーはあるは・・・・
残念だった、一人で来るべきだった
夢中になり、グッズも沢山買い込んでしまった
とにかく日本史上最も格好良い俳優は「高倉健」であり、「高倉健の前に高倉健なく、高倉健の後に高倉健なし」である
成羽美術館の企画
あっぱれ
であった
健さんなら舎弟にでもなれる
ハイ