塾長ブログ

2015/07/24

新国立競技場建設賛成

へそ曲がりなことを書く。右と言えば左と言い、黒と言えば白と反論するのが男塾の真骨頂。

世論は、政治家も、大衆も、マスコミも、五輪選手まで、一様に皆2520億円もかかる新国立競技場の建設反対だ。

理由は高いからだ。金もないのにもったいないからだ。



はい、僕は賛成である。


2520億円は、無駄遣いにはならない。公共工事であり民間の仕事を増やし、しかも乗数効果を計算すると、2520億円ではない。

乗数効果を1.5と低く見積もっても、3780億円の経済効果がある。

民主党のボンクラが配った「子供手当」と新国立競技賞は意味が違う。

子供手当は雲散霧消して、国民は貯金に回して終わり。何の経済効果を生まないが、国立競技場はれっきとした資産になるし、ケインズ経済論でいえば、国が民間の仕事をつくり、景気刺激策となる。なかなか2525億円子の費用をプロジェクトはないものだ。

貸借対照表でいえば左の固定資産に計上されるものであり、国の資産が増えることになる。

まー確かに高い。文科省もJSCも素人集団でひどい。定見はない。

安藤忠雄も「デザイン」だけの担当で建設費は責任外と啖呵を切るか、

建築設計を手掛けといて、建設費は知ったことかはない。建築物というのはコストと連動して決定するものだ。

東京ツリーが400億円、東京ドームが300億円と比較したら、確かに高すぎる。

アーチ構造がどうのこうのと言っているが、要は定見のない連中が、素人と思われ、業者の連中にふっかけられているのだろうよ。


そんなにはかからない。

東京ツリー6個分もの建築費は考えられない。

今からのドタキャンは支払った50億円はパー、さらに中途解約で裁判になる可能性もあり、さらに国の賠償金は増える可能性も秘めている。


確かに矛盾だらけ、経緯もおかしい、皆知らん顔している。


人生行路の漫才なら「責任者出てこい!」とぼやくところだ。


そんな矛盾を分かっていて、


しかし


世界ぶっちぎり首位の1700兆円もの国民金融資産のある国。以前1500兆円といっていたが、油断すると知らぬ間に貯蓄が2000億円も増えるというとんでもない、はせけもののような国。ギリシャがうらやましくてよだれを垂らす国。



それが日本。


そんな日本だから2520億円、一つの景気浮揚策として




使っちゃえ。資産になる。



ちんまいこというな。


である。