塾長ブログ

2018/10/09

自衛隊艦船旭日旗掲揚問題・・・続編

言わんこっちゃない、恐れていた通りになった

僕は今回の失態について本当に怒っている

韓国にも、日本政府にもだ

どういう顛末になったかはもう知っての通り、旭日旗を掲揚できない、或いは掲揚を認めてくれない自衛隊艦船は、釜山の国際観艦式に行かせないとうことになった

ここで数多くの問題がある・・・・

韓国は自衛隊に対して、自衛隊に対してというのは、それを統括する日本政府に対して、正式に「旭日旗を掲揚せずに参加しろ」と言い渡して来た

それに対して、「それなら行かない」と、日本政府は結論をだした、簡単に要約するとそういうことだ

韓国の「中央日報」にも、「日本海上自衛隊と意見調整する過程で、旭日旗を掲揚する場合、観艦式に参加させることができないという立場を最終的に伝え、日本側は艦艇を派遣しないと回答した」と記されている

問題は、日本が「旭日旗の掲揚をゴシャゴジャ言うのなら、自衛隊法にも、国際法にも違反するので行かない」と、先に言ったのではなく、韓国側が「旭日旗を掲揚するなら来るな」という申し出があってから、「なら行かない」と、後から結論を出したことだ

河野幕僚長が「自衛隊旗は誇り」と発言したところで、それは、「その誇りをコケにされてまで行くもんか」と、勇ましく言い放ったというものではなく、相手から拒絶を受けて行けれなかった、というのが本当だ

そう見えないように取り繕っていても、実際は負けてしまっている

つまり外交的には「負け」

国内でどう弁明しようとも、国際的には、日本が断ったのではなく、韓国が拒否したことになっている

重要なポイントなので繰り返すが、「我が国は国際法に基づいて旭日旗を掲げる」と宣言したら、韓国側はそれを「拒絶した」ということになっている。

そして、今回の旭日旗掲揚問題は、単なる汚点ではなく、「旭日旗を翻した自衛隊艦船が韓国海軍基地に入港できなかった」という実績を作ってしまったことになる

これは朝鮮半島有事の際に、邦人救済のために自衛隊艦船が韓国に入港できにくくなったことを示しているし、また、朝鮮半島有事に関する日韓防衛協定にもともと韓国側は後ろ向きだったのに、ますます困難になったということにもなる

韓国の大人げない対応に対して、「韓国の国際信用力は低下した」とか、報道しているものもあるが、もともとあの国は大人でもないし、国際信用力など、ないので低下しようもない

それでいて、韓国海軍は遺憾の立場を表しながらも両国間の関係に影響があってはならないと言っている

そして、言いたい放題言っておきながらも、「関係は崩したくない」とする韓国、同様に、北朝鮮有事の際に連携しないと行けないので、韓国に気兼ねしてこの問題が外交問題にする気がない軟弱日本

双方の利害が一致し、自衛隊艦船不参加事件を皆で知らん顔している

こういうのを呆れてモノも言えない、というのである

僕が懸念した通りの結果に終わてしまった・・・・・・・・・・・・