義理の息子二人と甥と四人で今日は初めてのゴルフだ。
若者は上手に予約するものだ。
たった4000円でゴルフができる。
キャディーはいないが、まあいい。
良介はこのあいだ78で回る腕前。
以前は「教えてやる」と言っていたが、教えを乞う関係になってしまった。
清ちゃんは、飛ばない。
スイングが異常におそい。
冗談かと思ったが、本気でおもいっきりふってもヘッドスピードがでない
どれだけおそいかというと、打ちっぱなしに行って全然知らない人から「本気でふれ」と注意されるほどおそい。
たぶん、そのおやじも、見ていて、そのおそさに我慢ならなかたのだろう。気持ちはわかる。
たぶん35くらいかもしれない
でも筋肉隆々のスポーツマンなのだから、そのギャップがたまらない。いったい何なんだろうか。
そして、一緒にまわって「天然」だということに気がついてしまった。
今までは全然わからなかった。
正体を見てしまったので接し方を変えよう。
甥の晃一郎は、かけだしながら、109とbestスコアを出した。将来性がある。
出だしの一番ホールでは、いきなりバーディを出した。
もう無茶苦茶だ。何ということだ。
で、僕はというと、前回書いた「生どぶろく・れいし」を見つけて
はまってしまい昼食で飲みまくり、しかも休み時間が1時間20分もあったので
飲んでも飲んでも、時間が来ないのでまた飲んでしまい、
もう、昼からはゴルフにはならない。
それくらい飲んだ。
ふらふらしながら、ティーショットをする
無論当たるわけがない。
かくて、10、9、9、とスコアは続く、終盤の4ホールは酔いがさめ、
オナーを務めるにいたったが、時すでに遅し。
上がってみると「111」
ロッカー番号と一緒の数字
ビンゴであった。
ファミリーゴルフは愉快であった。
しかしお父さんとしての、ゴルファーとしての威信は地に落ちてしまった。