岡山市表町に「宝来軒」という、中華料理屋があり、ずっと繁盛店を続けている。
そこの名物はチャーハンだ。昼に行ったら、どうだろうか、客は8割り方はそれを注文している。
それほど旨い。しかも量が半端なく多い。
今回、書こうと思っていることは、料理のことではない。
グルメネタは、誰しも発信している定番ネタなので、あまのじゃくな僕は書かないことに決めている。
そこで二代目になる店主がいる。
彼と、ツーショットでハーレーでツーリングに行くこととなった。
それは単なるツーリングではなく、感慨深いものがあった。
というのも、実現するのに実に8年の歳月が必要だったからだ。
何故か?忙しく時間を作ることができなかったからだ。
彼と僕のハーレーは同じ種類のもので、ダイナ・ワイド・グライドという。
彼のは2014年製、僕のは2015年製のものだ。
カラーまで酷似している。
30号線沿いのマック隣のコンビニ駐車場で待ち合わせて、一路向かったのは赤穂。
往復、110㎞ほどで距離がない。
ツーリングで走る連中は400㎞走る。短くとも200㎞が相場だろうか。
お互い、長距離を好まないのが共通。また、高速道路を走るのは変化がなく嫌いと言うのも共通。
そこでコースを、信号がまったくない、高架二号線から接続するブルーラインで日生まで一気に出て、赤穂を目指すコースを選ぶこととなった。
ブルーラインはどう見ても、高速道なのだが、制限速度は60㎞。
先頭をきり、爽やかな秋風を感じながら、田園風景を見ながら、80㎞で流していたら、対向車線からパッシングの合図があった。
減速したところ、案の定ネズミ捕りをしていた。実際の定速である80㎞で捕まえたかどうか分からないが、今日もついている。
バイカーの休憩所の二本松で休憩をとり、一気に赤穂まで流した。
久々に刺激を受けた事があった。ハーレーというのは、カスタムをして世界で一台しかない俺のオリジナルハーレーをつくることをコンセプトにしたバイクだ。
買った時は、火のようになり、クロームメッキを施したパーツにカスタムしたものだが、もう五年以上は何もカスタムしていない。変えるとこは全部変えた。だいたい、そこで止まるし、あきる。
同じ種類のハーレーなのに、つるんで走ると、明らかに後ろから見ると、ライディングポジションが違う事が分かる。それが格好いい。
その原因はハンドルの形状にある。僕のはミニエイプと呼ばれる、伝統的チョッパータイプの風貌。
それに対して、あちらは鳥居タイプのハンドル。若者が好むカスタムスタイルのものだ。
それにすると、ハンドルが体から遠くなるので、ミッドコントロールのように、中心部にステップを取り付けている。
専門的になるが、ダイナ・ワイド・グライドはフォアードコントロールで、ブレーキ、ミッションがハーレーのなかで一番前にあり、足を投げ出したライディングスタイルとなる。そこが好きで選んだ。ちなみに人気の、ダイナ・ローライダーはミッドコントロールである。だから、万人が乗れる。我々のは身長175cmないと運転できない。だから、数が売れない。日本人では限られた人しか乗ることができない。要は足が長くないと無理ということ。
鳥居タイプにすると、手と足を同時に前に突き出した妙な姿となり、ゆでたエビ状態となり、おかしいし、しんどい。
そこでフォアードコントロール機能はそのままにして、ミッド部にステップを増設して、ステップが四つある状態にする。ミッションとブレーキ操作時は前で、普通の時は楽なミッド部に足を乗せておくというスタイルでドライビングをするというわけだ。
粋ではないか。
僕も変えよ。
というわけで、岡山に帰って、即カスタムショップに行き、カスタムを頼んだ。単純かつ衝動的な行動だ。
うーん6年ぶりに、マンネリ化していたマイハーレーが変わる。
楽しみだ。大いに刺激を受けた一日であった。
報告忘れていた。赤穂に「ドルフィン」という有名なステーキ喫茶がある。ランチがベリーグッドだった。