巨大な天災は必ずやって来る。
と、男塾では何度も警鐘を鳴らし続けている。
「医者の不養生」よろしく、塾長が危機管理ができておらず準備を怠り被災してしまい、救出に回るどころではない、という状態に陥らないよう平時から準備をしておかねばなるまい。
ということで、準備していたものが経年劣化してしまったので、女房殿にお願いして、新たに危機管理グッズをそろえてもらった。
危機管理の基本は、インフラと食べ物を独自に確保することだ。
インフラとはガス、水道、電気、だし、食べ物とは缶詰やカロリーメイト、黒砂糖などの保存食だ。
インフラの基本は「水」と「火」だ。
これを確保することだ。
間違いなく、電気、ガス、水道は止まる。普通の災害であればしばらくすると復旧するが、想定している災害の規模が大きいので、復旧しないという前提で準備をしないといけない。卓上コンロとカートリッジガスでは限界がある。
ということで、薪なら山に行けばいくらでもあるので、「木」を燃やして火を確保する窯がいるというわけだ。上記の写真は、女房殿がネットで購入したストウブである。ストウブにも使えるし、バーベキュー・鉄鍋で煮炊き・ヤカンを載せたりと色々と役に立ちそうだ。この横には、薪と炭が積んである。
次に、リュックサックに最低限の生活必需品や食糧を入れることだ。
情報を取得するためにはラジオも必需品である。
その時は携帯電話など全く役に立たない。
久しぶりにリユックを点検したら、無洗米、レトルト食品、缶詰、電池など期限切れだらけだったので、新たに購入する。
昨日のの産経新聞では、首都直下型地震が4年以内に70%の確立で起きると予測しており、その予測を信じる人が首都圏では80%以上なのに、実際にタンスを固定したり、危機管理グッズをそろえている人は1割り未満だという、報道がなされていた。
これが人間である。
首都圏でもこれだから、地方はもっと少ないことだろう。
その時のことを想像して今から未来のために備える人などはほとんどいない。
そんな未来を信じたくない、という感情が優先して平時での行動屋準備を鈍らせる。
情報は平等に配信されているが、人はそれぞれの運命を歩むことになる。
第150回記念男塾は「絶対的勝利の方程式3・情報力」を選んだ。情報にテーマに絞って、書く必要性を感じたからだ。
昨日から執筆に取りかかり、今朝、早起きして書き上げた。良い出来だ。
もっと、警鐘を鳴らし続けなければなるまい。
天災は忘れたころにやってくるのではなく、鬼怒川の氾濫のように、御嶽山の噴火のように、突如来るものだ。
サバイバル遺伝子が求められる時代であるのだ。
押忍