塾長ブログ

2015/11/05

田舎の祭続編

この天井から突き出た鋳物は何か分かる人はいないだろう。

絶対に当たらない自信がある。


これは炬燵なのだ。


そう堀炬燵。

昔は電気炬燵などなかったので、堀の鋳物の中に炭を入れて談をとったものだ。

その痕跡が今もこのように残っているというわけだ。

子供のころは、よく炬燵でそのまんま寝て、靴下を焦がしたものである。



更に、今どきの子供は、これが理解できないことだろう。


ハエ取り紙だ。


今も農協で売っている。

こりハエ取り紙には秘密と苦難の歴史がある。

昔はハエが多かった。今は衛生的になっていたので減ったが、本当にハエだらけだった。

だからハエ取り紙は大活躍でハエがまぶれついていたものだ


しかし一つ問題があった。


ハエも捕れるが、実は子供も捕れるのである。



遊びに夢中になっている子供には、ハエ取り紙が目に入らなくなってしまうのだ。

こりにひっかかったら、最悪なのだ。

頭は粘着テープにまみれたハエがべっとりとつき、もう、どうすることもできない状態に陥ってしまう。

そう、最後の手段として、髪を切るしかないのだ。


かくて、散切り頭になってしまうのだ。


よく、酷い目にあったものだ。