12月7日は新車納車の日。
バイク一本槍だったが、冬を迎えるので、すこぶる走るクラウンターボを購入。
慣らし運転も兼ねて、そのまんま出張。
そして、その夜、あろうことか恐怖のどん底に陥ることになるのだが・・・・
高速でガス欠になったことは三回しかない。いや三回もあると言った方がいいかもしれないが。
どちらも危険だった。一回目は対面通行二車線の高速でストップ。安全地帯に入ることが出来セーフ。。
もう一回は、トンネル内でストップ。これも惰性で走り続け、安全地帯に入りセーフ。
そして、三回目はというと、何と納車初日の初ドライブでガス欠になった。しかもやはり高速で。
もう夜。視界は悪い。しかも長い橋の上。更にの上り坂だから、惰性走行に不利ときている。
橋には、建設コストが嵩むので、高速には安全確保のために通常設けられている一車線の路側帯がない。
つまり、ガス欠によりエンストしたら、一車線潰してしまい、とても危険なことになるのだ。
トンネル内で、アクセルを踏んでも加速しない異常に気づき、惰性でトンネルを抜けることができたが、今度は最も危険な橋にさしかかったというわけだ。
ミッションをニュートラルに入れ、極力抵抗力のないようにした。
徐々に速度は落ちる。
無論非常点滅をさせて道路の左端を進む。
ここで停止したら、とても危険だ。
しかし、停止寸前になる。
まだ橋を渡り切るのに、300mは距離がある。
そこで遂に、ドライブに入れて最後の賭けに出る。
そう、ガソリンタンクをゆすり、底の底のガソリンをエンジンに一滴でも二滴でも入れる作戦だ。
昔よく、これで成功したことがあるので、慣れたものだ。実に冷静だった。
こんなのに手慣れている自分が恐ろしい。
ガソリンタンクをゆするために・・・することは???というと・・・
運転席のシートの上で飛び跳ねる・・・・!
すると、若干、本当に若干走り出した。時速、5㎞くらいで。成功だ。
橋を渡り切ったら、何と、ある標識が見えて来た見えて来た
そこは登板車線になっており、一車線増えるというのだ。
ついている。そこで停車したら、問題ない。安全だ。
かくして、一秒が無限に長い時を過ごしながら、車はゆっくりと、上り坂の橋を渡り切って、登板車線に入ったところで、丁度、
完全停止
完全燃焼
やはり、ついている。強運の持ち主である。
神は見放さなかった!
かくて、その後、安全パトロール隊が偶然発見し、彼等が非常灯付コーンを大げさに並べたて盤石な体制ができあがる。
これまた、ついている。
そして、親切な、パトロール隊員は、近所の配達してくれるガソリンスタンドの電話番号を教えてくれた。
かくて、某損保は、保険加入初日の被保険者に対して、いきなりロードサービスをさせられ、10リットルのガソリンを手配するはめにあったのだ。
あー保険に入っていて良かった。10リットル分儲けてしまった。
あーこんな人間、保険に入れたくないと、保険会社は思ったことだろう。
一生忘れることができない、新車初走行になりましたです。
はい。
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