6年連続、12月の忘年会は小豆島の河豚だ。
お相手はいつものメンバーに女房殿を連れていった。
フェリーに乗船してからは、日本酒好きのメンバーと、早、酒盛りだ。瀬戸内海の島々の景色を見ながらの、船での飲酒はいいものだ。
今年、用意したのは金沢の酒だ。一升瓶が空になるころに、土庄港に船は着く。
港にはいつものように割烹屋の親父がお迎えに来てくれている。
聞けば、今年は天然の4キロの河豚がとれたたというので、楽しみだ。
ここの店では、年代物のサントリーオールドを最後に呑む。20年前の古い瓶でグラスに注いで呑むオールドは格別だ。
ダルマと呼ばれ、今から40年前一世を風靡したこのウイスキーの味は、われわれの世代は忘れることが出来ない。
今年は一泊して帰ったのだが、帰りのフェリーで思わぬ連中と遭遇することとなった。
チャイニーズだ。
彼等は、京都、大阪、東京、博多では飽き足らず、とうとう瀬戸内海の小島まで進出して来ている。しかもバス一台チャーターしてだ。
いったい何という恥知らず。いや、違った。何ということだ。
最近では静岡大学の中国人講師が書いた「爆買」を誘発する、中国人観光客の接客法なる本も出版されている始末である。
彼等はエイリアンである。当然、船の中は、エイリアンの話す、下品かつ大きな声の中国語の騒音で、騒然となり、船旅は台無しになった。
最後に、日本は軍拡する以外ない。
話は、繋がっているよ。
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