塾長ブログ

2016/01/04

年始の抱負にならなかったかも・・・10億円のせいで



今日から出勤だ。

外務大臣、外務省、安倍首相が従軍慰安婦問題に決着をすべく、韓国まで出かけていき、暮れに10億円支払ってしまい、あげくのはてに「軍の関与まで認める」といった、口が裂けても絶対言ってはならない最後っ屁発言までして、幕を閉じた、 屈辱的な2015年は終わり、2016年は始まった。

暮れに配信した「2015年を総括する」で述べた通り、今年も決してあまくない。

覚悟して臨んだ方がいい。

保守派を自認する安倍首相だが、風見鶏的定点なき安倍談話や慰安婦問題10億円拠出という、行動を見る限り、長期政権を目指す安倍晋三としたら、あらゆることに妥協してでも、総理の椅子を離さない執着を感じる。それが、100年後の日本人の国際的立場より優先するようだ。

執着を手放さない人間の価値判断はずれる。無論、慰安婦決着事件は米国が仲立ちして、日韓双方に圧力をかけて行われていることも知っているし、産経新聞ソウル支局長の無罪を勝ち取るための司法取引があったことも知っている。

「国際協調」「隣国との宥和」を何より優先したわけだが、結局は、韓国の歴史の蒸し返し癖で決着しないのはだいたいの日本人は知っている。このまんま、この問題は終止符を打たれると思っている人はよっぽどおめでたい人だ。

台湾政府は翌日には、和解金を「我が国にも支払え」と早速言ってきている。国際社会では謝罪したり、金を支払ったら「負け」であり、その後、「我も我も」と賠償請求は後をたたないのは、経験知出しっているはずなのだが。別に驚くことではない。

無論トップに責任があるが、「外務省」は酷い。そこには「外交」なる駆け引きはない。

最後の最後で、折れたなら、どんな過程があっても、最後に出した答えが「ラストアンサー」であり、その事実が未来を創っていく。

つまり、かたちのうえでは「基金」の体裁を整え、日韓双方一致して、カモフラージュしているが、もらうほうは、「賠償金」として受け取っている。いい子しているのは今の間だけである。

それに和解は共同宣言だけであり、書類も作成していないと来ている。要は「口約束」紙か過ぎない。

日韓基本条約という、正式公文書に署名してさえも、その後何もなかったかの如く「賠償」を言ってくるお国柄なのだから、「口約束」では何をか言わんである。

安倍さんは「この期に及んで無蒸し返したら国際的立場がなくなる、もう謝罪はない」と言っているようだが、とうの昔から国際的立場などなく、今後なくなっても別にどうっていうことはない。

そして事あるごとに「日本政府は罪を認め・・・」と言う枕詞をつけて話が始まる未来が、これから待ち受けている。

もっとも「河野談話、村山談話を継承する」と言った時点で解決出きない事案だが・・・。

総理になる前の安倍さんは勇ましかったが、総理になったら別人28号に変身してしまった。

当然、韓国の日本大使館前の慰安婦像が撤去されることは、日本から清水建設の特殊部隊を派遣しない限り金輪際ない。

自力で撤去できるはずなどあるわけがない、と、普通の日本人は思っている。

格調高く 男塾2016年「新年の抱負」を語るつもりが、暮れから今日まで苦々しく思っていたので、ついつい、過去の出来事に引きずられてしまった。

おかげで、7年ぶり口内炎ができたほどだ。やはり言いたいことを言わないと、身体によくないことが人体実験でよくわかった。

まっ、私にとっては新春より「出版」の年であり、スプレッドの年でもある。また、男塾的価値観と正義を示し、影響力を強め、社会啓蒙活動を促進する年でもある。

楽しみな年である。