暖冬で雪深くない新潟でのセミナーのあとは、というと・・・・・
当然「日本酒」しかあろうはずがない
新潟の人に聞いたが新潟人は嫌われる・・・・らしい
どれも美味しいとおもわないからだ
どれもとは、「水」「米」「酒」「魚」だ
普通に美味しいので、県外の酒、米、魚など、さして必要性を感じないし、感激しない、だから嫌われるのだという
ふーん
それなら「柿の種」「サーモン」も入ることだろうが
確かに、新潟の米は美味い、圧倒的に美味い
そして確かに新潟の美味しい水と美味しい米からできた
美味しい「日本酒」はたまらない
新潟の酒など日本中どこでも手に入るが
新潟で飲む新潟の酒にはかなわないのだ
それは、暑いネバタ州のラスベガスで飲むバーボンは実に美味いのだが、それを買って帰り、日本に持ち帰り、家で飲むバーボンがたいしてうまくも何ともなく感じるのと同じ理由だ
ということで、いよいよ、新潟で新潟の酒を呑む
しかもあては「箱蟹」「ホヤ」と来れば文句はない
箱蟹とはメスの越前ガニのことだ
山陰では「親蟹」という
金沢ではまた呼称が違ったが、覚えてない
通は、オスではなく、実は小さいメスを食す
新潟のすごさは、一杯400円ほどの冷酒がずらりとあり、そしてどれも端麗辛口で美味いことに尽きる
他県では、一般的には大吟醸だの、純米吟醸だの、山廃だの、プレミアムだのいって、一杯1000円以上する酒が普通にあるが
ここは、普通の酒、つまり上撰という一升1500円ほどの一番下のもので、十分美味いというところに新潟の酒の優位性がある
そして何でもある酒のなかで、一番気に入ったのは
「亀の尾」も「亀の王」も「亀の翁」も美味かったが
七代目
これだ
それでも600円ほどだ
呑まなくともむ、口の中で自然と蒸発する
うーん、どれも美味いが特に美味い、よくもこんなに美味い酒を造れるものだ
〆張鶴の純米大吟醸がかすむほど美味いと言えば、その美味さがわかることだろうか・・・・・・・
幸せに浸りながら、あまりにも急ピッチで飲んだので、9時にはホテルに帰って寝るほどだったことを付け加えておこう
ホヤを肴に七代目で一杯
至福の時であった
うん
また酒の話題か
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