塾長ブログ

2016/02/20

至福の時


暖冬で雪深くない新潟でのセミナーのあとは、というと・・・・・

当然「日本酒」しかあろうはずがない

新潟の人に聞いたが新潟人は嫌われる・・・・らしい

どれも美味しいとおもわないからだ

どれもとは、「水」「米」「酒」「魚」だ

普通に美味しいので、県外の酒、米、魚など、さして必要性を感じないし、感激しない、だから嫌われるのだという

ふーん

それなら「柿の種」「サーモン」も入ることだろうが

確かに、新潟の米は美味い、圧倒的に美味い

そして確かに新潟の美味しい水と美味しい米からできた

美味しい「日本酒」はたまらない

新潟の酒など日本中どこでも手に入るが

新潟で飲む新潟の酒にはかなわないのだ

それは、暑いネバタ州のラスベガスで飲むバーボンは実に美味いのだが、それを買って帰り、日本に持ち帰り、家で飲むバーボンがたいしてうまくも何ともなく感じるのと同じ理由だ



ということで、いよいよ、新潟で新潟の酒を呑む

しかもあては「箱蟹」「ホヤ」と来れば文句はない

箱蟹とはメスの越前ガニのことだ

山陰では「親蟹」という

金沢ではまた呼称が違ったが、覚えてない

通は、オスではなく、実は小さいメスを食す

新潟のすごさは、一杯400円ほどの冷酒がずらりとあり、そしてどれも端麗辛口で美味いことに尽きる

他県では、一般的には大吟醸だの、純米吟醸だの、山廃だの、プレミアムだのいって、一杯1000円以上する酒が普通にあるが

ここは、普通の酒、つまり上撰という一升1500円ほどの一番下のもので、十分美味いというところに新潟の酒の優位性がある

そして何でもある酒のなかで、一番気に入ったのは

「亀の尾」も「亀の王」も「亀の翁」も美味かったが



七代目


これだ

それでも600円ほどだ

呑まなくともむ、口の中で自然と蒸発する


うーん、どれも美味いが特に美味い、よくもこんなに美味い酒を造れるものだ


〆張鶴の純米大吟醸がかすむほど美味いと言えば、その美味さがわかることだろうか・・・・・・・

幸せに浸りながら、あまりにも急ピッチで飲んだので、9時にはホテルに帰って寝るほどだったことを付け加えておこう

ホヤを肴に七代目で一杯

至福の時であった

うん

また酒の話題か